永幸不動産の管理マンションにてデザインリフォームを実施した事例です。

このマンションは駅前に立地していて鉄筋コンクリート造、南向きで日当たり良好かつ室内洗濯機置場があるなど、設備の条件は悪くありません。
しかし3点式ユニットバスですし、エレベーターがありませんので、立地だけでは選ばれなくてってきている昨今、競争力を維持するには工夫する必要があります。

工事内容はほぼ一般的な原状回復工事と同様で、クロスの張替・エアコン新規交換・ダイニングの床の張替え・クリーニングという内容です。

重視したのはカラーコーディネートで、下記のような部分です。
◆室内の一面をアクセントクロスにして変化をつける
◆キッチンの色がいかにも古いがまだ使えるので、交換せずに色だけ変える
◆仕切り扉やクローゼット、玄関土間部分なども色を合わせる

エアコンの交換や照明器具の交換なども含まれるので通常の原状回復より元々少し高いのですが、不要不急の項目見直しを繰り返し、全体で40万円程度で実施することができました。

カラーはカフェ風をイメージしてセレクトし、コンセプトが伝わりやすいようにリーシング資料も専用のものを作成し、差別化を図っています。
結果、競合する駅チカの3点ユニットバス物件は徐々に値下げをしていた時期にもかかわらず、若干の賃料アップに成功しました。