質問箱への回答
不動産会社からの連絡が途絶えてしまった!
はじめまして、永幸不動産の森下です。
ご不安な中で質問をいただき、ありがとうございます。
今月頭に申込みをし、その2日後に保証会社審査通過の連絡があり、その後まったく連絡が途絶えてしまっているのですね。2週間も音沙汰がないというのは不安ですね・・・。
質問のうちこんなに連絡もくれないものなのか?というところからですが、やはり普通はもう少しこまめな連絡があるだろうと思います。
通常、この段階であれば、契約書や重要事項説明書の準備だけでなく、初期費用(敷金・礼金・前家賃)の明細発行や振込確認なども進んでいるはずですが、それもないのでしょうか?
ものぐさな担当者とか慣れていない新人なら書類作成や送付に手間取ることはあるかもしれませんが、お金の授受を2週間も放置することはそうそうありません(営業成績に関わりますからね)。
これがされていない場合は何らかの問題が生じている可能性があります。
そこで、質問者様が優先して確認するべきなのは物件がきちんと確保されているか?だと思います。
何らかの手違いで物件が確保できておらず、担当者がそのミスの発覚を恐れて連絡をしてこないでいる、というのが最悪のシナリオですので、担当者が不在にしていたとしても、営業所の他のスタッフや営業所責任者に事実確認をさせて「必ず本日中に連絡してください」と強く念押しすることをおすすめします。
その他のご質問ですが、「入居できる前提で進めてしまって良いか?」については、上記の通り、物件の確保ができているかを確認するのが先決です。
「この契約方法は問題ないか?」について、郵送でやり取りをして鍵の引渡し時に重要事項説明をする、という流れのことですね。
これは率直なところ、まったく問題ないとまでは言えない部分です。
重要事項説明は「対面」もしくは「ビデオ会議等(※電話はNG)」で行わなければいけないことになっており、そのタイミングは「契約前」というルールです。
郵送で契約書に署名捺印すると契約締結と見なされますので、重要事項説明は「契約後」になってしまいます。
(※多分、日付の部分は空欄にしておいて鍵渡しの日に記入することでつじつまを合わせるのだと思います)
その不動産屋さんがビデオ会議(ZOOMやSkype)での重要事項説明に対応してくれるのであればその方が良いのですが、不動産業界内でもまだまだ使いこなせる人は少ない印象です。
ここは郵送で書類が先に来ることを逆手にとって、重要事項説明書や契約書の内容を細かく確認するのが良いかなと思います。不明な点があればドンドン質問してしまいましょう。