質問箱への回答
契約書のひな形はどこかに公開されている?
※当ブログ掲載にあたり、個人情報等をマスキングしています。
ご質問ありがとうございます。
月末月初の業務と重なり、回答が遅くなってしまって失礼致しました。
契約書のひな形に関するご質問ですね。
しかし、これは誠に申し訳ない回答になってしまいますが、弊社だけでなく専門の賃貸管理会社にとってオリジナルの契約書ひな形というのはビジネスの肝となる重要な書面ですので、原則として門外不出です。
(※蛇足ですが、弊社の場合は万が一の流出に備えて、契約書ファイルはパスワードを入力しないと開くことも編集することも出来ないようになっています)
これら契約書を開示するのは管理委託を受けているオーナー様、その契約の相手方(借主様)、仲介に入っていただく不動産業者ぐらいで、一般向けに公開している会社はほとんど無いと思います。
ただ、質問者様が今回契約をするにあたってお願いする不動産業者さんに、下記のようにお願いをすることで最低限の質は保証できると思います。
「その不動産屋さんが所属している不動産業の協会(全国宅地建物取引業協会もしくは全日本不動産協会)が提供している、最新のひな形を使ってください」とお願いしてください。
二つの協会はいずれも令和2年4月の民法改正時に契約書ひな形を最新版に改訂していますので、必ず最新版を使ってもらってください。
両者とも、不動産問題に強い弁護士事務所が編纂に携わっており、何もいじらない状態で利用したとしてもほとんどの問題には対処できるようになっています。
注意点として、不動産屋さんによっては上記のようなお願いをしたらへそを曲げてしまう可能性があるので様子を見ながら打診した方が良いかな・・・とは思います。
あとはやはり、弊社ブログでも触れたことがありますが、大家さんも契約書案文は契約前に必ずチェックするようにしてください。
もし、どうしても不安な場合は不動産屋さんから案文を受け取った後、弊社にご相談いただければ契約書レビューぐらいはさせていただきますので、こっそりご連絡ください。
以上、参考になれば幸いです。