はじめまして、森下と申します。
ご質問ありがとうございます。
借りているお部屋の壁紙に傷やハガレが生じてしまっているということですね。

まず「火災保険で修理」をする場合についてです。
詳細はお手元の約款やパンフレットを参照いただくのが良いのですが、いわゆる「修理費用保険」というもので対応できる・・・可能性がある、というぐらいのイメージです。当然ですが必ず使えるというものではありません。
特に、何かしらの不測の事故などが絡まない、通常使用に伴う劣化や傷などは保険金の支払い対象外になっていることが多いと思いますので、その点はご注意いただくのがよろしいかと存じます。

付言しますと、仮に保険対応できる内容だとしても、お部屋の修理等をご入居者様が勝手にやってしまうというのは多くの契約で問題となりますので、管理会社さんか大家さんに相談してから行うのが良いでしょう。
例を挙げると、せっかく保険対応で壁紙を綺麗に貼り替えたのに大家さんから「貸し出した時と壁紙の色が違う！元に戻してください！」と言われてしまったら、ご入居者様側には原状回復義務がありますから従わなければなりません。

最後に、傷や剥がれ、凹みなどについては「通常の使用に伴う劣化・損耗」と言えるレベルであれば、大家さん側の負担での修繕となります。この辺りは国土交通省が策定している「原状回復ガイドライン」をご参照いただくのが最も確実です。
但し、ガイドラインはあくまでもガイドラインで、契約書にその種の記載が無い場合は判断基準に使ってください、というものである点には注意が必要です。

まずは、お手元の契約書に原状回復に関する内容がどのように書かれているかを今一度ご参照いただき、具体的な記載が無ければガイドラインを見てみるのが良いと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

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