お部屋を探している方向け

お部屋をお探しの方、URやJKKでの法人契約

公社賃貸住宅の取扱店シール

永幸不動産株式会社の代表、森下です。

お部屋探しをされている時、特にご結婚等でのお二人暮らしや、ご家族でのお引越しをされる際、是非選択肢に入れていただきたいのがUR都市機構(独立行政法人都市再生機構)の賃貸住宅と、JKK東京(東京都住宅供給公社)の賃貸住宅です。両者とも公的機関ですが、別組織です。

しかし共通している点も多く、例えば下記の点は同じです。

  • 礼金がかからない
  • 更新料がかからない
  • 仲介手数料がかからない(※不動産会社を経由した場合も同様!)
  • ファミリー向け物件の数が豊富

なお、両者とも不動産会社が物件を紹介するためには業者側が事前登録をしなければいけませんので、どの不動産会社でも取扱えるわけではありません(弊社は両方とも登録済みで、成約実績もあります)

不動産会社を経由しても仲介手数料がかからないというのは、URやJKKが仲介手数料を負担するということになっているからですね(正確には仲介とは違うので、あっせん手数料と言います)。

 

◆URやJKKとの間に不動産会社入れるメリットとは?

両者とも独自の直営窓口がターミナル駅などに用意されており、特にURは窓口の数もかなり多いです。もちろん、窓口に行けば仮申込や内見、本申込みに契約手続きと、普通の不動産屋さんのように手続きをしてくれます。

しかし、不動産会社を間に入れた場合には、こんなメリットがあります。

  • 民間の一般賃貸住宅と比較ができる
  • 内見の際の鍵の準備がスムーズに行える
  • 【重要】社宅契約(法人契約)手続きの際、書類準備や契約に向けた調整がスムーズになる

最初の2つはUR・JKKの取扱店であればどこでも対応できる部分ですね。

URやJKKの窓口は自社が管理している物件しか紹介してくれませんので、民間賃貸住宅との比較はできません。また、内見のときも窓口で予約をして、現地までの移動は自分でして、鍵は現地の管理人室で本人確認書類を提示して借りて・・・といったように、通常よりも煩雑です。

そして重要ポイントとして指摘した社宅契約(法人契約)は、取扱店の中でも慣れた業者でないと難しい部分です。また、場合によってはURやJKKの窓口でも、社宅契約が利用できるかどうかの判断が微妙で断られてしまった、ということも起こっているようです。

 

◆URやJKKも社宅契約・法人契約は可能!

両者ともに、民間賃貸マンションのように法人契約(社宅契約)をすることができます。

・・・まあ、もちろんそんなことはUR・JKKの各ホームページにも掲載されているのですが(特にURは法人社宅専用のページまで用意しています)、問題は契約締結時の様々な調整です。

特に、いわゆる大手企業にお勤めの方が社宅制度を利用する場合、契約時に社宅代行会社を利用することがあります。これは不動産仲介会社とは少しニュアンスの違う業者で、主に法人の社宅規定と実際の契約内容とのすり合わせ・法人発行書類の手配などを行いますが、基本的に入居されるご本人の書類準備などは手伝ってくれません。

更にややこしいことに、例えばJKKでは民間賃貸で多く行われる法人契約(=借主が法人のみの契約)ではなく、法人連名契約(=借主が法人及び入居する個人の2名になる契約)を求められるケースがあります。すると一例ですが、

  • 契約に必要な自分の書類準備
  • 法人・社宅代行会社への契約申し込み申請
  • 契約書の内容すり合わせの経過管理
  • 法人に用意してもらう書類の手配
  • 契約書類への署名捺印
  • 契約書類への法人の捺印申請と稟議待ち
  • 提出した書類に不備があった場合のリカバリー
  • 契約金のお振込及び着金確認

などなど、これら契約に必要な手続きを、限られた時間の中で全て自分一人ででやらなければなりません。当然、平日はお仕事もあるわけですから、よほど不動産取引に慣れている方でないと、とても無理だと思います。

参考に、JKKの場合は申込日から3週間で契約日を迎えますので、上記の作業をすべて3週間必着で行わなければいけません。・・・できそうでしょうか?

そもそも、お勤め先の社宅規定上、法人連名契約が可能かどうか・可能な場合はどのような条件を満たす必要があるか、そしてそれをどこにどうやって確認すればいいかが分からないと、仮に契約が可能だったとしても検討のしようもありません。

 

というわけで、やはりここは法人契約に慣れている不動産業者を間に挟んだほうがスムーズに契約できます。しかも仲介手数料はかからない!

もちろん、弊社でもこの種の案件を取り扱ったことがありますが、特に社宅代行会社とのやり取りには時間もかかりますし、専門的な知識も必要になります。実際に森下がやってみた結果、やはりこれは慣れていない人が一人でやるのは不可能だと思いました。

これは私見ですが、恐らくUR・JKKと社宅代行会社を直接真っ向勝負させても、社宅代行会社さんの担当さんの手腕にすべてが賭けられるという担当ガチャ状態になってしまうと思われます。そこで賭けられるのは自分が引越し出来るかどうかという重大なコインで、賭けに負けると引っ越せません・・・。

 

URやJKKをご検討の方、最初からでも途中からでもご相談をお受けしておりますので、お気軽にご連絡くださいませ!

 

 

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