お部屋探しガイド再録
【第1回】初めての1人暮らし、何からはじめればいいの?
それじゃあ、記念すべき第一回目のお便り~!
森下さん、もふさん、こんにちは。
今度、初めて一人暮らしをすることになりました。
これまでずっと実家に住んでいて、一人暮らしといってもピンときません。
不動産サイトも見てみましたが、どうやって探せばいいのかもイマイチわかりません。
まずは、何から始めればいいのでしょうか?
ふむふむ、一人暮らしをすることは決まったものの、何から始めればいいのかが分からなくてもやっとしている感じなんですね。
この状態だと、不動産検索サイトでお部屋を探そうにもどうやって検索すればいいのか…という感じですよね。
まずは、【検索に必要な情報】を整理するところから始めましょう!
◆検索に必要な情報を整理しよう:「予算」編
必要な情報って、どこから整理すればいいのかな?
まずは基本中の基本、ズバリ「予算」を決めるのが先決だね。
一般的に、無理なく毎月家賃を支払っていける予算は月収の3分の1以内といわれているよ。
例えば月収18万円の方であれば、その3分の1で【6万円】ぐらいが目安。
これよりも安めで探す分には問題ありませんが、これを大幅に超えるとちょっと暮らし向きが辛くなってくる可能性があるのと、そもそも大家さんの許可がおりなくてそのお部屋を借りることができない!という可能性もあります。
また、学生なので毎月のお家賃は親御さんが支払うということもあるでしょう。
その場合は親御さんとよ~く相談して、予算を決める必要があります。
家賃以外にかかるお金ってあるの?
毎月の支払いについては、「家賃」の他に「管理費」や「共益費」というお金がかかるケースが多いんだ。
また、借りる前の段階でいわゆる【初期費用】というものがかかります。
初期費用には下に挙げるような項目がありますので、事前に初期費用の予算も決めておくとベター。
●は多くの物件でかかる費用、○は物件によってかかったりかからなかったりする費用です。
●借り始める月の家賃と共益費(日割り計算されます)
○翌月分の家賃と共益費
●敷金:家賃の1~2ヶ月分
●礼金:家賃の1~2ヶ月分
●仲介手数料:家賃の1ヶ月分
●火災保険加入費用:12,000円~20,000円程度
○鍵の交換費用:12,000円~20,000円程度
○家賃保証会社の利用料:家賃+管理費・共益費の30%~100%
個別の項目の内容についてはお部屋探しガイド第6回その1の後半で解説しています。
初期費用ってけっこうかかりそうだなぁ。
合計するとどれぐらいになるのかな?
まず、最初の月の家賃が最大1ヶ月分、敷金と礼金で2ヶ月分、仲介手数料で1ヶ月分、その他の火災保険などの費用でおよそ1ヶ月分・・・ぐらいが一般的な金額なので、おおよそ家賃の5~6ヶ月分程度が目安かな。
例えば6万円の5ヶ月分だと約30万円、6ヶ月分なら約36万円になるね。
もちろん、これは概算の金額なので家賃の金額によって前後するし、物件によって初期費用の金額も差があるから、ためしに計算してみたりすると良いよ!
初期費用を抑え目に探したい場合は、礼金がない物件や敷金がない物件を狙ってみるのも一つの手だと思います。
うーん、お部屋を借りるのってお金がかかるんだなぁ。
そう、こればっかりはどうしてもね・・・。
一人暮らしを開始する時期を見極めて、貯金計画を練るのもお部屋探しの大事な第一歩なのです。
◆検索に必要な情報を整理しよう:「住みたい街・最寄り駅」編
じゃあ、予算が決まったらすぐにお部屋が決められるのかな?
いやいや、もう少し情報の整理が必要だね。
予算が決まったら、今度は住みたい街・最寄駅を決める必要があるよ!
どの街でも駅でもいいのかな?
それだったら、もふは人気の吉祥寺とか中目黒とか代官山とか自由が丘とかがいいな!
ピンポイントで超人気エリアを狙ってくるね・・・。
永幸不動産の得意エリアである新大塚のこともたまには思い出してあげてください・・・。
賃貸のお部屋探しの一番の利点は、自由に好きな場所を決められることです。
だけど、予算を決めたら希望のエリアの「相場が予算に合っているかどうか」を見極める必要がありますので、不動産検索サイトを駆使して調べてみましょう。
サイトによっては掲載されている物件情報をもとにズバリ「相場情報」を載せているところもありますので是非参考に!
さらに重要なポイントとして、勤務先や学校までの所要時間が挙げられます。
電車で通うのか、バスで通うのか、はたまた徒歩や自転車で通いたいのか…それによって選ぶエリアが変わってきますので、グーグルマップや路線図なども参考にして絞り込んでみましょう。
よーし、じゃあ早速調べてみるよ!
~~~検索中~~~
うーん、池袋の永幸不動産に通うことを考えると、吉祥寺や中目黒だとちょっと遠いかなぁ。乗り換えもしなきゃいけないし…。
(・・・あれ? もふって永幸不動産に通うのか・・・?)
そうだね、「目的地まで乗換えがあるかどうか?」はとても重要なポイントだよ。
通勤や通学は毎日のことになるからね。
それに、ちょっと検索サイトで調べてみたらたくさん出て来ちゃって…。
これじゃあいろいろありすぎてどれがいいのか分からないよ~!
なるほど、じゃあ並行して次のステップにいってみようかな。
次はズバリ「お部屋の条件」を決めてみよう!
◆検索に必要な情報を整理しよう:「お部屋の条件」編
「お部屋の条件」って、何を決めればいいの?
検索サイトでも色々出てくると思うけど、大まかには建物についての条件と、
部屋の間取りや設備についての条件があるよ!
◆建物についての条件
- 建物の種類(アパート、マンソン、戸建て)
- オートロックやエレベーターの有無
- 1階も含めるか、2階以上限定にするか
- 駅からの距離は徒歩何分ぐらいまでにするか
- 築年数は古くてもよいか、新しいものに絞るか
◆部屋の間取り・設備についての条件
- ワンルームと1Kどちらにするか
- 和室を含めてもよいか、洋室限定にするか
- お風呂とトイレは別々がいいか、3点式ユニットバスも含めるか
- キッチンはガス・IH・電気などどれがいいか
- 洗濯機置場がない・部屋の外にある物件も含めるか
- 収納スペースはどれぐらいのサイズが必要か
うーん、いっぱいあるなぁ!
これは全部考えておかないといけないのかな・・・?
いや、そんなことは無いよ!
例えばここに挙げた条件の中から、「自分はここだけは外したくない!」っていうポイントをいくつかピックアップして、それを元にしてもう一度調べてみるといいよ。
ここまでを総合して検索すると、「自分の希望予算・希望エリア・希望条件のお部屋」が見えてくるんだ!
なるほど~!!
うーん、でも、条件の中に出てくる言葉が良くわからないよ!
「アパート」と「マンション」ってどう違うの? とか、「ワンルーム」と「1K」って何? とか…。
ふむふむ、それじゃあ次回はその辺りの用語について解説しようかな!
今日のポイントだよ!!
① まずは家賃や初期費用についての【予算】を決めよう!
② 勤務先や通学先のことを考えて、エリア・駅を決めよう!
③ 建物やお部屋についての条件を決めてみよう!